電気設備・電力設備点検
停電させずに、電気設備の異常を発見する。
赤外線サーモグラフィカメラによる非接触点検で、稼働中の電気設備・電力設備に潜む 温度異常を可視化し、重大事故を未然に防ぎます。
従来の目視点検だけでは、見えない劣化を見逃してしまいます
一般的な接続端子部の点検は、停電時に目視およびネジ部の締め付けトルクの確認を 行う方法が主流です。しかしこの方法には、次のような課題があります。
- 点検のたびに停電が必要になり、生産設備の稼働率に影響を与える
- ネジの緩みは発見できても、接触面の酸化などによる抵抗値上昇は目視では判別できない
- 増し締めしても改善しない不具合を、原因不明のまま放置してしまうリスクがある
赤外線サーモグラフィカメラによる点検であれば、電気設備を停電させることなく、 稼働中の状態のまま各部位の温度を測定できます。目に見えない温度上昇を画像として 可視化することで、設備の不具合を早期に発見し、事故を未然に防ぐことができます。
サーモグラフィ点検の3つのメリット
停電不要で点検可能
稼働を止めずに、日常運転中の状態のまま点検できるため、生産ラインへの影響を最小限に抑えられます。
早期発見で事故防止
過負荷や接触不良による温度上昇を数値・画像で捉え、火災や設備停止につながる重大事故を未然に防ぎます。
客観的なデータで安心
サーモグラフィ画像と温度データによる詳細な報告書で、点検結果を誰が見ても分かりやすく可視化します。
電気設備点検業務
一般的な接続端子部の点検は、停電時に目視およびネジ部の締め付けトルクの確認が 行われています。この作業において点検中は停電させることが必須となり、生産設備の 稼働率に多大な影響を与えます。また、ネジの締め付け不良はこの点検にて発見できますが 接触面の酸化等による不良は発見できないばかりか、ネジ部を増し締めしても改善されません。
キュービクル式受変電設備、分電盤、動力盤、配線用遮断器、変圧器、コンデンサ盤等の 接続部において、経年劣化やネジの緩みによる接触抵抗の増加は、過熱・発火事故の 主要な原因のひとつです。弊社では豊富な点検実績に基づき、稼働中の設備を 停電させることなく、接続端子部・ブレーカー・ケーブル接続部などを中心に、 異常発熱箇所を的確に特定いたします。
設備発熱例:試験による比較検証
異なる不良箇所発熱の相違(NFB)
試験試料
熱画像(接続部不良)
熱画像(内部絶縁不良)
試験方法:NFB端子部に端子接続部の付け不良部と内部絶縁不良部の異なる不具合箇所を作成し、 発熱拡散状況を計測する。
評価:サーモグラフィを使用することで発熱分布を確認でき、不具合箇所の特定が可能となる。
端子部発熱試験
試験試料
スポット温度測定
サーモグラフィ画像
試験方法:回路の端子1個所に締め付け不良部を作成し負荷を変えて通電を行う。 スポット温度(放射温度計)と熱画像(サーモグラフィー)による異常部検出性能の違いを明確にする。
評価:端子部の温度のみ(放射温度計)を見て判断すればどちらも異常なしと判断されるが、 熱画像(サーモグラフィー)を見れば一目瞭然と異常が判断できる。また、異常部に向かっての温度勾配が 見えるため不具合箇所の特定も可能。低負荷時においても、端子台やケーブル被覆への温度の伝達で 異常部を確認できる。
設備発熱例:現場での発見事例
主幹NFB端子緩みによる発熱
対策:端子締め付けトルクの確認及び圧縮部の点検
内部実装品の発熱
対策:内部実装品の放熱対策(過熱物から周囲部材への熱絶縁)
放熱阻害による発熱(セパレータ、アクリル板)
対策:放熱対策
端子台ネジ緩みによる発熱
対策:端子締め付けトルクの確認及び圧縮部の点検
電力設備点検業務
私たちが社会生活を機能させていくためには、ライフラインとしての電力は必須です。 環境負荷を考えると、身近な自動車も電気で走る方向へと変化しています。電気は 火力・水力・原子力・風力など、いろいろな方法で作り出していますが、安定供給していく ためには電力設備のメンテナンスが非常に重要となっています。
発電設備・送配電設備・変電設備など、屋外に設置された電力インフラも点検対象です。 地上からの測定が可能なため、高所作業や停電を伴わずに、広範囲を効率よく点検できます。 定期的な点検により、突発的な設備故障による大規模停電のリスク低減にも貢献します。
配電設備計測例
スリーブ部の圧着不良、雨水の浸入、経年劣化等により配電線が発熱する可能性があります。 赤外放射温度計を使用した計測により高所作業車を使用せず地上から設備の異常を熱画像として検知できます。 計測したデータは、お客様の報告フォーマットに適した形で出力が可能です。
配線設備の計測箇所
●架空配電機器
- リード線圧縮接続部
- 配電線分岐及び中間接続部
- 柱上遮断器1次/2次側接続部
- 柱上開閉器ブッシング部、ケーブルヘッド
- ガイシ絶縁不良
●路上配電機器
- パットマウントチューリップコネクタ接続部
- ジスコン母線モールド部
- キャビネット内接続部
- ハンドホール内ピンコンタクト接続部
■架空配電線:接続部発熱
■地中配電:路上変圧器(ロードブレークエルボ)
■屋内変電所:送電線立上がり接続部
電気設備調査の流れ
打ち合わせ
点検対象の確認・点検箇所数の確認・設備設置状況の確認を行います。
点検計画
設置リストの取得、点検チェックリストの作成、点検機器の選択、作業日程を決定します。
計測
作業日程に合わせ、2名/1チームで計測を行います(点検規模により複数チームを投入)。
報告書作成
点検リストの作成、発熱設備の抽出、発熱箇所の調査、発熱設備の報告書作成を行います。
報告書の提出
点検結果のご報告、報告書のご説明、改善点のご提案をいたします。
報告書サンプル
こんな設備・現場におすすめです
- キュービクル式受変電設備をお持ちの工場・ビル
- 分電盤・動力盤の定期点検を実施したい施設管理会社
- 屋外の配電設備・送電設備を管理する電力関連事業者
- 停電を伴う点検が難しい24時間稼働の生産ライン
- 保険会社等から点検実施を求められている事業者
よくあるご質問
Q. 停電させずに点検できるのはなぜですか?
A. 赤外線サーモグラフィカメラは、対象物が発する赤外線(熱エネルギー)を 画像化する技術です。設備に触れたり停止させたりする必要がなく、稼働中の ありのままの状態を測定できるため、停電を必要としません。
Q. どのくらいの頻度で点検すればよいですか?
A. 設備の使用環境や重要度によって異なりますが、一般的には年1回程度の 定期点検に加え、大きな負荷変動があった際や経年劣化が懸念される設備に ついては、頻度を上げてのご相談をおすすめしています。
Q. 点検にはどのくらいの時間がかかりますか?
A. 設備の規模や点検箇所数によって異なります。お問い合わせの際に対象設備の 詳細をお伺いした上で、概算の所要時間をご案内いたします。
まずはお気軽にご相談ください
設備の規模や点検内容に応じて、最適な点検プランをご提案いたします。
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